2008/12/28 (Sun) 飛んでいかない

グダグダな妄想話です。アイタタタ・・・・！
鬼閻鬼です。閻魔が気味悪いです。

以前から少し体調が悪かった。
腹痛も頭痛も吐き気も、なんだか、酸っぱい物ばかり欲しくなるし。
起き上がるのがとてもしんどい時だって何度もあって、正直、ぐったり。
誰に相談することも出来なくて、ただジイッと自室のベッドに転がっていることしかできなかった。
こういうときに、会いたい人って居ると幸せ。
その人の顔を思い浮かべて、うっとりしながら苦痛に耐えることができるから。
今日も朝からベッドでぐったり、うっとりしていられるのは、君という存在が居るから。


・・・・鬼男くん・・・。


周りからすると、さぞかし変なんだろう。
でも、自分がこうしている間だけ、とても救われた気持ちになれて、幸せで。それだけでもう、何もいらなくなる。それで満足できる。
周りがどうであろうと構わない。構わないよ。君さえがいれば。

痛む腹部をさすり、吐き気を耐える。
会いたい君は今何してるのかな。仕事かな？
しばらく顔を合せていない。
体調悪くなり始めは、時間さえあれば顔を見に来てくれていたのに。
忙しいんだろうな。
ああ、吐き気が。ああ、腹痛が。ああ、酸っぱいものが欲しい。


「あー・・・つわりって辛い」


ポツリと呟いた一言は誰に聞かれるわけでなく、消えていった。
鬼男くんに飛んでいけばいいのに、この言葉。
だって、この子は君との子供なんだよ？
だから、言葉が飛んで行って、君が会いに来てくれてば、それだけで幸せになれるんだよ。
ただ、それだけなんだから、飛んでいってよね。



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閻魔の想像妊娠です。本人はいたって真面目に鬼男くんの子供を妊娠してると思っています。
鬼男くんが会いに来なくなったのは、体調悪い理由が想像妊娠だと分かったからです。気味悪がって会いに来るのをやめてしまいました。薄情者ーっと閻魔は思ってます。
・・・・閻魔は何でもアリですよねーって話。