かっこ21
二次創作の妄想ブログ。あらゆる物に関係なぞあるわけない。
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天国組の大学パロ。
短くて最終的に「・・・で?」という気分になる話。
基本設定
閻魔:大学の先生
鬼男:生徒
太子:大学の先生
妹子:生徒
安易な・・・!
短くて最終的に「・・・で?」という気分になる話。
基本設定
閻魔:大学の先生
鬼男:生徒
太子:大学の先生
妹子:生徒
安易な・・・!
「鬼男くん、そこの、それ、取って」
大王は少し椅子から腰を浮かせた状態で、指を目的のものに指した。
分厚いファイル。持ち上げたら中身の紙やら何やらがドバーと出てきそうだ。慎重に持ち上げ手渡した。俺はよくパシられてると思う。
「少しは自分でやってください」
「ゼミ生の宿命」
「まだゼミ入ってませんけど」
大王は頬を膨らませて「いずれ入るじゃん」などと確証の無いことを言ってのけた。
確かに大王のゼミは俺の興味がある研究をやっている。だけども、卒論を書くゼミは慎重に選びたい。悔いの無いように。
俺はため息をひとつ吐いて、なんとなく窓の外を見た。中庭に青いジャージと赤いジャージが並んでいた。妹子と太子だ。今日も仲良く庭でお遊びか。ほのぼのしてんな。
妹子は元気が良いし、頭も良い。人柄も良ければツッコミもいける。太子はよほど気に入っているんだろう。
大王も俺に釣られて窓の外を見始めた。からかう様に二人のことを言っている。ペアルックだのアベックみたいだの、言うことが古い。俺は言葉一つ一つに「古い!」と文句を言ってやった。赤い目がちらりとこっちを見て、離れていった。多分不貞腐れた。
「んん~・・・アベックってドイツ語だよ?ドイツ語に古いも新しいも無いもん。日本人って外国語をすぐ流行らして、死語にしちゃうんだからあ・・・」
いやんなっちゃう。
可愛く言っても駄目です。キモイです。
庭の赤と青はぎゃあぎゃあと騒ぎ始めた。まあいつものことだけども。きっとまた、太子が妹子を怒らせたのだろう。懲りない。妹子は格闘技が出来る分、体力的に太子には勝ち目が無い。
「・・・仲良いな。いいな・・・」
大王があまりに恨めしそうに言うものだから、ツッコミをどう入れていいか分からなくなった。こいつ・・・俺に何を求める気だ・・・!とりあえず、深呼吸をして「仕事しろ」と右ストレートを決めることにする。それほど、イラっときたんだ。
大王は少し椅子から腰を浮かせた状態で、指を目的のものに指した。
分厚いファイル。持ち上げたら中身の紙やら何やらがドバーと出てきそうだ。慎重に持ち上げ手渡した。俺はよくパシられてると思う。
「少しは自分でやってください」
「ゼミ生の宿命」
「まだゼミ入ってませんけど」
大王は頬を膨らませて「いずれ入るじゃん」などと確証の無いことを言ってのけた。
確かに大王のゼミは俺の興味がある研究をやっている。だけども、卒論を書くゼミは慎重に選びたい。悔いの無いように。
俺はため息をひとつ吐いて、なんとなく窓の外を見た。中庭に青いジャージと赤いジャージが並んでいた。妹子と太子だ。今日も仲良く庭でお遊びか。ほのぼのしてんな。
妹子は元気が良いし、頭も良い。人柄も良ければツッコミもいける。太子はよほど気に入っているんだろう。
大王も俺に釣られて窓の外を見始めた。からかう様に二人のことを言っている。ペアルックだのアベックみたいだの、言うことが古い。俺は言葉一つ一つに「古い!」と文句を言ってやった。赤い目がちらりとこっちを見て、離れていった。多分不貞腐れた。
「んん~・・・アベックってドイツ語だよ?ドイツ語に古いも新しいも無いもん。日本人って外国語をすぐ流行らして、死語にしちゃうんだからあ・・・」
いやんなっちゃう。
可愛く言っても駄目です。キモイです。
庭の赤と青はぎゃあぎゃあと騒ぎ始めた。まあいつものことだけども。きっとまた、太子が妹子を怒らせたのだろう。懲りない。妹子は格闘技が出来る分、体力的に太子には勝ち目が無い。
「・・・仲良いな。いいな・・・」
大王があまりに恨めしそうに言うものだから、ツッコミをどう入れていいか分からなくなった。こいつ・・・俺に何を求める気だ・・・!とりあえず、深呼吸をして「仕事しろ」と右ストレートを決めることにする。それほど、イラっときたんだ。
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HN:ビラ性別:女性職業:大学生趣味:ピアノ・読書・妄想自己紹介:ただの変態です。ただそれだけです。
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