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かっこ21

二次創作の妄想ブログ。あらゆる物に関係なぞあるわけない。

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それは須らく恐怖体験へと繋がっていくのです
鉢「さて、夜も更け、時刻は丑の刻」
竹「部屋には薄明るい蝋燭の明かり」
久「それを囲むように四つ角に座る」
雷「そして順に話していく、己の体験」
鉢「第26回!!チキチキ5年生だけの怖い話~もう一人で抱え込みたくない~全員で怖くなりましょう大会ーーっ!!!」
竹・久・雷「イエーーーイ!!!パチパチパチ!!!」
鉢「丑の刻で、蝋燭の光、そして四つ角に四人座るとかっ!!マジ雰囲気出るよなーーー!!!」
竹「やっべテンションwwwテンションやべえぇwwww」
久「降霊術みたいだなwww」
雷「誰か呪われたらどうするー?」
鉢・竹・久「全力で逃げる」
雷「みんな薄情・・www」
鉢「よっしゃ!!今日は誰から話すよ」
竹「俺!!俺最初!!この間マジ超怖ぇぇ体験したんだよっ!!!マジ話してぇ!!」
鉢「よし今日は兵助から始まって雷蔵、俺、竹谷の順な!
雷・久「うん分かった」
竹「なんでだよっ!!!俺無視?!ガン無視!?」
雷「違うよぉ、とびっきり怖いのは最後にとっておくべきでしょ?」
久「そうそう、決して竹谷のハイテンションについていけないとか、そんなん理由とかじゃないから
竹「本音駄々漏れ!!!!」
鉢「あーもーうるっせぇな竹谷!」
竹「あーあーこいつもう隠す気もなく本音で接してやがる!!心許した仲だという現れとともにこの胸に深く突き刺さる棘が憎いっっ!!」
久「先週の話なんだけどー」
鉢「もう始まった?!」
雷「前フリなし!!??」
竹「ツッコミなし!!??」
久「委員会中に俺急に厠行きたくなって、伊助達残してちょっと厠へ行ったんだ。北側にある厠、木の影で薄暗くて、なんかジメジメしてるだろ?
下級生は気味悪がって使わないし、他の学年も遠いってことであんま利用しない、だから特別綺麗ってわけじゃないけど、他のより汚れてないから俺結構あそこを使うんだ。確かに暗くてジメジメしててちょっと寒い、気味悪いけど、ほんの数十秒だろ?用たすのって。で、その時もそこへ行ったわけ。委員会が少し長引いていて辺りは日が沈んで暗くなっていたんだ。だから余計その厠、暗かったんだ。俺はいつも右から2番目を使うんだ。いや、理由はないけど、なぜか2番目。俺はその2番目の戸を思いっきり引いた。すると、そこには黒い塊が見えた。暗いからよく見えなくて少し目を凝らして顔を近づけた。すると次第に見えてきたんだ。潮江先輩がしり丸出しでしゃがんでるのが
雷・竹・鉢「ぎゃああああああああああああ!!!!!」
久「その尻には青あざがうっすら広範囲にあった」
雷・竹・鉢「蒙古班んんんん!!!!!!
久「そして状況を理解できた潮江先輩はキャアアアアと悲鳴をあげたんだ。甲高い悲鳴だった」
雷・竹・鉢「キモイぃぃぃぃぃぃいいいっ!!!!!」
久「それ以来、左から1番目のを使用するようにしたんだ。そして長屋とかで潮江先輩に会っても先輩は目を合わせてくれなくなった。しかも決まってうっすら赤面する
鉢「もう久々知最強だろっ鳥肌マジすげぇんだけど!!!」
雷「想像したくないけど鮮明に想像できる自分が憎いよ!!」
竹「やべえ今度から潮江先輩見る度に思い出すわ、その話!!」
鉢「ていうか蒙古班wwww」
竹「蒙古班wwww」
雷「あぁあ夢に出そうだよ・・」
久「俺3日くらいその夢見てた
竹「だから顔色悪かったのか!!」
鉢「豆腐食べてなかったもんな!!」
久「と、豆腐は関係ないだろっ?!」
雷「アイデンティティでしょ?」
久「くそうナチュラルに豆腐キャラ固定してる!!」
鉢「まあまあ、竹谷みたいにアイデンティティまるで無しより何かしらの特徴あった方が良いと思うぞ。お子様アニメだしな!」
竹「あれ?今日って怖い話大会だよな?竹谷を苛めようの会とかじゃないよな?」
鉢「よっし次雷蔵な!」
雷「わぁ、兵助がハードルあげちゃったから、僕大丈夫かな」
鉢「大丈夫だ、雷蔵、雷蔵ならオールオッケーさ」
雷「前に図書の当番だった時の話なんだけどね」
鉢「わお!凄い華麗にスルーされた!雷蔵のそういうとこ大好き!!」
雷「その日は珍しく当番が多くて、きり丸、僕、中在家先輩が当番だったんだ。いつもは一人で貸出当番したり二人だったりするんだけど、その日は三人だったんだよ。それで、まあ、図書の中には変な噂がある本とか、なぜか血のようなシミがビッチリついてる本とかもあるんだ。その日、当番が多いからという理由でそんな本の整理をすることになったんだ。まあいわく付きの本は一か所にまとめてあるんだけど、いい加減増えた普通図書を整理したくてね、そのいわく付きの処分を行ったんだ。処分方法は見た目、中の欠損がないか、書かれたのはいつか、一番最近の貸出はいつか、という基準から処分、保留に分け、処分は燃やしてしまうんだ。僕たちは手分けして分類を行ったんだ。するとね、例の血のようなシミがついた本が出てきたんだ。僕はなんとなく触りたくなくて、きり丸は気味悪がって、確認するの躊躇したんだ。中在家先輩が代わりにとその本を手に取ったんだ。見た目は明らかに処分対象、でも中の欠損はない。書かれたのは結構昔のようだけど、貸出はつい最近だった。と、なると、判断基準は内容となったんだ。古い本でも貸出が最近ならニーズがある内容なんだろうし、その本、貸出回数すごく多かったんだ。三人でチェックしようにも本を三人で覗きこむのは効率が悪いでしょ?だから中在家先輩が読み上げたんだ。あの、静かな声で。内容は参考書でも論文でもなく、ただの物語だった。でもなぜただの物語があのように汚れ、それでいて貸出が多いのか。中在家先輩が読み進めていくうち、物語は次第に盛り上がりを見せていた。登場人物は聡子と純次郎、互いに想いつつ、聡子には夫がおり、二人の恋は叶わぬものである、そうと知りながら一層想いが強くなる二人、そして
『奥さん、いいでしょう、今なら旦那は・・』
『ああ、でも、だめ、帰ってきたら・・・』
『鍵は閉めました、大丈夫、それにもう、我慢の限界です・・』
『ああっ純次郎さんっ』
『奥さんっ・・・!』

・・・その後、二人は見事に合体行為が終了するまでの本文を中在家先輩は淡々と朗読してくださいました。僕たちはなぜ血のようなシミがあのようについているのか、貸出が多いのか、それをもう不思議に思うことは無くなったんだ。僕は恥ずかしさで爆発してしまいそうだったのに、きり丸は朗読が終わった後、こう言ったんだ「奥さん喘ぎすぎでしょ」と」
鉢「かっ官能小説っっっっ!!!!!
竹「きり丸の冷静さが怖すぎるっっ!!!!」
久「血って鼻血か!!!!!」
雷「中在家先輩はとても忠実に一字一句を朗読してくださったよ・・
鉢「ということは、中在家先輩の・・・」
竹「ぎゃああああああっ!!!やめろっ!!やめろ!!!」
鉢「中在家先輩、流石、というか、そんな内容を一年の前で朗読すんなよ!!!!
久「・・一種読み聞かせることによって興奮が得られる性癖のような
雷「やめてぇぇぇ委員会で会うとき変な眼で見てしまうからやめてぇぇぇ!!」
竹「そんな、中在家先輩は春に出没する変態みたいな言い方・・www」
雷「やめてって言ってるだろうがぁぁぁぁああああ!!!!!
竹「ぎゃああああああああ!!!!」
久「あ・・」
鉢「あ・・」
雷「あ・・」


竹「・・・・・(気絶中)」




久「はっちゃん、のびちゃった」
鉢「流石雷蔵、右ストレート一発でハチを沈めるとか
雷「ど、どうしよう」
鉢「・・・じゃあ、今日はこれでお開きと言うことで」
久「夜更かし良くない!」
雷「え、え、いいのかな」
鉢「いいって、いいって!ハチの奴が起きる前にとっとと帰ろうぜ。起きたら自分の話するまでやり続けるんだろうし」
久「はっちゃんの話って「ふーん」で済む話だからリアクション困るんだよ」
雷「確かにね」
鉢「ほいじゃ、宴もなんとか!おやすみー!」
久「おやすみー」
雷「明日ね」
鉢「蒙古班www」
久「蒙古班www」

雷「やめてー夢に出るーwww」
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    女性
    職業:
    大学生
    趣味:
    ピアノ・読書・妄想
    自己紹介:
    ただの変態です。ただそれだけです。
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